弓道を大人の趣味に

弓道のすすめ

弓道を大人の趣味に

弓道は中学生から90歳以上の高齢者まで親しまれている武道でありスポーツです。

弓道は生涯スポーツの一つになっています。

選手生命が長いスポーツはなかなかないと思います。

サッカー・野球などのスポーツや剣道・空手などの武道は小学生くらいから始まって、50歳くらいまでには現役選手としての期間が終わります。

それからは選手は引退して、指導者として取り組むこととなります。

もしくはシニアとしての選手でやっていくことになります。

弓道は、競技のルールなどから、高齢者でも現役選手としても活躍できるようになっています。

弓道は的中至上主義というものが良くないとされています。

良い射型で射品・射格があって、その上で上中るのが良いとされています。

ほとんどの大会では的中で順位が決まりますが。

使用する弓の強さは10㎏から25㎏くらいまでで、主に行われる近的競技の28mの距離であれば、筋力のあまりない女性や高齢者でも対等に競技で活躍することが可能です。

弓道の的も直径28cmの霞的や星的を使用していますが、中り外れの矢数で順位決めをする競技が多いので、的の中心への的中を競う競技という訳ではありません。

一射一射呼吸に合わせたスピードで行射(矢を番えてから矢を放つまで)するのが普通です。

また弓道の競技は段位別に行われることが多いです。

学生の部・初~参段の部・四五段の部・称号者の部という形になります。

競技で射られる矢数も6射くらいから20射くらいと、スタミナを要するものではありません

ベテラン(高段者)は指導者としての側面も必要となりますが、選手としての側面もあります。

このような面から弓道は大人の趣味として適していると思います。

弓道はアマチュアスポーツ

弓道にはプロがありません。

会社の弓道部単位での実業団の大会はありますが、それでも大部分の人は本業を持ちながら地域の弓道連盟に所属する会員として活動しています。

弓道は選手生命が長いので比較的ライフスタイルに合わせた取り組み方が出来ます

本業が忙しかったり子育てなどで忙しくて、弓道場から遠ざかった時期が長くても、再開して取り組むことが可能です。

学生の頃に弓道を経験していて、長いブランクの後に再開する人もいます。

50歳代で弓道を始めて、高段の称号者になっている人を何人も見ています。

袴姿に憧れて弓道を始める人も多いです。

高段者の正式な演武の場や、年始の射会になると着物姿で行射します。

まとめ

弓道は競技ルールや取り組むスタンスから、生涯スポーツとしてとらえられています。

また、自分に合った弓を使用することで筋力がなくても取り組むことが可能です。

弓矢は飛び道具なので、必ず弓道場で管理のもとで矢を射なければいけないこともあり、多少門が狭い印象はあります。

初心者の人は学生は部活動から、社会人は地域の弓道場の初心者教室から弓道を始めています。

選手生命が長いのでブランクがあっても再開が可能です。

弓矢を所持していて、経験者であれば(各弓道場の規定によります)個人的に弓道場を借りて練習をすることができます。

弓道は大人の趣味としてとても良いと思います。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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