弓道の早気の治らない原因

弓道の悩み

早気の治し方

弓道の癖でよくある早気の治し方について書きたいと思います。

早気は本当に大変だと思います

実際、早気の人を何人か見てきましたし、僕自身も若干早気だったこともありました。

早気になった本人しかその辛さは分からないですよね。

色々ともがいてみても上手くいかず、結局弓を握ることに抵抗を持つようになんてことになって欲しくありません。

僕自身、早気に苦しんだ人間として、早気の人に是非克服して欲しいと思っています。

一般的な早気の治し方

・会の長い人と並んで同時に行射する練習をする。

・会に入って5秒以上数えてから離れをする。

結局、本人が粘り強く治そうという意思をもっていないと、なかなか改善の方向にいかないというのが実際のところです。

治らない原因と効果的な治し方

早気は条件反射からくる射癖だと思います

頭では治そうと思っても、潜在意識にインプットされてしまっているんですね。

特に的前に立った時に、その傾向が強いと思います。

的に中るタイミングを身体で覚えるうちに、引き分けの途中で離れてしまうということになったりします。

個人的にも早気気味(会が短い)だったのですが、自分なりに努力して克服しました。

その方法を紹介します。

僕がは的前に立つと早気が出るということで、的前に立つ時間を減らしました

巻藁や素引きだと早気が出ないんですね。

これは他の早気の人も同じでした。

だから的前に立つ時間を減らしました。

ただ、これだけでは克服にはなりません。

的前に立つと早気が出てしまうという、条件反射が潜在意識にあるからです。

ここで大切なのは、潜在意識に働きかけるということです

イメージトレーニングです。

巻藁の時も、素引きの時も、的前で引いて会を充分に持っている様子をイメージをしながら引きます。

それを繰り返して練習します。

早気という悪いイメージを、充分に会を持っている良いイメージに替えることで潜在意識を塗り替えてしまうのです。

そして、会を持つ良いイメージのまま的前で引いてみる。

会を5秒以上持つ練習をする。

潜在意識に良いイメージが塗り替えられると、だんだん早気が改善されて来ます。

後は状態をみながら的前に立つ時間を段々増やしていき、克服となります。

イメージは大切なもので、身体はイメージした通りに動こうとします。

スポーツのトッププレイヤーも、良いイメージを大切にします。

良いパフォーマンスをしたい時、悪い癖を治す時、イメージは大切な役割を果たします

すぐには効果は現れないと思います。

自分の潜在意識にあるイメージ塗り替えて練習を繰り返すことで、段々と改善の方向に向かいます。

なかなか治らなかったり逆に戻ってしまうようなことがあるかもしれませんが、焦ったりしてはいけません。

ちょっとずつでも良い方向に向かっているのですから。

早気にお悩みの方、是非、試して欲しいと思います。

諦めずに取り組めば必ず克服出来るものです。

まとめ

早気は潜在意識からくる射癖なので、潜在意識にはたらきかけるイメージトレーニングをしながら、少しずつ克服していきます。

是非早気を克服して、弓を楽しんでいきましょう

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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