弓道のゴム弓は弓が引けないときに

弓道の基本

弓道のゴム弓は初心者に良い

ゴム弓は弓道の射法八節を覚えるのに大変便利なものです。

学校の弓道部の新入部員は必ずゴム弓を購入して射法八節を身体で覚えるために練習します。

・場所がなくても弓矢を持ったときに似た状態で練習できる。

・射場や巻藁前に立たなくても、射法八節、特に会から離れの動作や感覚を体感できる。

この2つの要素が大きいと思います。

弓道初心者の人、射型を治したい人にも良いです。

弓道のゴム弓は弓が引けないときの練習としても良いですし、

弓道を習いたい人がゴム弓を使って練習を始めてみるのも良いと思います。

弓道のゴム弓の練習方法

実際に弓を引いているときと同じように練習します。

足踏みをして、

弓手で弓部分を、ゴムの出ている部分が的方向に向くように持ち、ゴムが外側を通るようにして、妻手でゴムの輪の端部分を持ち、

弓構え→打起し→引き分け→会→離れ(ゴムを離す)→残身

と、射法八節の順に練習します。

かけは着けてもできますが、ゴムの反発が強いときはゴムを握ってしまう状態になってしまうので、着けない方が良いと思います。

ゴム弓はゴムの反発があるので、ぶつかったりしないように気を付ける必要があります。

初心者の人にゴム弓

弓道で的前で矢を射れるようになるには、射法八節を身体で覚える必要があります。

一般の初心者の人が初心者教室に入って5回・10回教わるとすると、その限られた期間の中で射法八節をある程度体現することになります。

射場への入退場から間合いも覚えたりするという、なかなか忙しい中の受講だと思います。

ほとんどの方が初心者教室を卒業されるので教室から始めるのでも問題はないのですが。

初心者教室を受講する中で自宅などで練習して覚えるのもいいですが、僕は受講する前からでもゴム弓などを使用して予習的な形で練習しておくのも良いのではないかと思います。

射法八節の足踏みから残身・弓倒しまで名称と型を覚えてしまうのです。

もちろん、正しい引き方で行う必要はあります。

YouTubeなどの動画を見ながら位置や動作を確認してゴム弓を引いてみるといいと思います。

言ってみれば、独学でゴム弓を引いてみる形になりますので、弓道場に行って、先生に指摘を受けたときは、修整をしていかなければいけません。

僕は学生の弓道部で弓を引き始めましたが、指導者の先生がいた訳ではありませんので、先輩の教えと、弓道教本を頼りに練習をしていました。

一般の弓道場に通うようになってから、自分の射に癖があることに気づかされましたが、それよりもある程度基本ができていましたので、成長は早かったと思います。

積み重ねが少しでもあると違うと思います。

弓道のゴム弓は弓が引けないときにも良い

ゴム弓に関しては、弓矢ほど取り扱いに気を付けるものではないので、場所も選ばないですし、手軽に練習できるものと考えていいと思います。

負荷のかかった状態からの離れの動作を練習することができます。

早気やもたれを治す練習としても良いです。

ゴムの負荷がかかっていると、何も持たないよりは弓を引いている感覚に近いものがあるので、癖を治しながら、徐々に弓矢を持った練習に戻していけばいい方向に向かっていくことでしょう。

ゴム弓はチューブ状のゴムを使用しているのでゴムが消耗します。

ゴムが消耗すればその部分を切ってセットし直して、また使用することができますが、あまりゴムが短いとゴム弓が引けなくなります。

ゴムが短くて引けなくなれば替えゴムを用意したり、新しいゴム弓を用意することになります。

弓道のゴム弓が引けないとき

ゴム弓が引けないときもあると思います。

自宅でゴム弓をするときなど、時間帯によって、離れをしたときのバシャッという音が近所迷惑なのではないかというときもあると思います。

そんなときは、離れでゴムを離さず引き戻して、ゴムを持たない状態で、徒手で離れ→残身の練習をしましょう。

ケガなどで身体の調子が悪く、ゴム弓が引けないときは、無理をせず、身体の調子を戻すことを優先させて、できる練習をやりましょう。

ゴムが短くて引けないときはゴムを交換しましょう。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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