教本教本
弓道教本は昔から現在まで、弓道に取り組む者にとっての基本について記されています。
昇段審査の学科試験も教本に記載されている内容に沿ったものだったりしますので、弓道の射技をしていく上で大切なことが集約されています。
書店で弓道のマニュアル本を見かけますが、そのどれもが、弓道教本に記載されている弓道の基本をもとに書かれたものです。
しかも、弓道教本は書店ではまず扱われていないので、弓具店に出向くかネット販売で購入することになります。
弓道教本は持っていなくても昇段して活躍している人はいますが、昇段審査など受けるのにあたって一度は目を通したことがあると思います。
弓道を良く知りたい人や早く弓道が上達したい人など持っている方が良いと思います。
第一巻〜射法篇
弓道の基本が記されています。
基本体、射礼、射法八節の解説、失の処理や弓具の手入れなど書いてあります。
射法八節の図解が掲載してあります。
射法八節の図解は実際の射型が見れるので、射法八節の中の腕の高さや力の向きや加減など分かりやすいと思います。
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第ニ巻〜射技篇
射法八節について、昔の範士の方々の見解が記載してあります。
弓道の理念、射法八節の詳細な解説など書いてあります。
手の内や射癖についても記載してあります。
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第三巻〜続射技篇
二巻とは別の範士の方々の見解が記載してあります。
弓道の理念、範士の先生の理念など書いてあります。
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第四巻~理念と射技詳論
範士の先生方の各々の射技についての考えが記されています。
息合いや離れや心構えなど、各々の独自の考え方に多くの事を学べます。
射技をある程度習得した、中級以上の人におススメです。
射技の個々の動作の細かい見解から、心構えとか取り組み方も書かれているので、大変学ぶことが多い一冊です。
諸先生方の理論が書かれています。
人によって骨格や筋肉が少しずつ違います。
基本はみんな同じなのですが、個人差があるということです。
自分に合うなと思った先生の引き方を参考にすると良いと思います。
僕が弓道を続けていて、第四巻の先生方の理論に支えられた部分は多いです。
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まとめ
僕は第一巻は昇段審査に向けても有効なところがあったので、購入してよく読みました。
巻末の射法八節の図解は学生時代の弓道場にコピーが貼ってあったので、図解を見ながら修練を積んでいました。
第二・三巻は実際の修練の中でつかみとっていく部分がありました。
第四巻は弓具場にあったものをコピーして、行き詰った時などによく読んでいましたが、参考になることが多く結局購入してしまいました。
範士の先生方の射法や息合いなど、先生によって若干の解釈の違いはありましたが、参考になるところが多かったです。
射技や弓道に取り組む心構えなど色々と学びました。
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