弓道の会の長さ

弓道の基本

弓道の会の長さ

弓道の会の長さですが、特に決まっているわけではないのですが、大体の長さがあります。

学生の競技や昇段審査の場合や一般の競技の場合は4〜5秒になります。

学生の部活動で大会などで弓を引く場合は、他の選手たちと間合いを合わせる必要があるため、会の長さも他の選手たちに合わせるのが良いでしょう。

普段の部活動で一緒に練習をしていれば大体わかりますので、その中で合わせていけば良いと思います。

一般弓道の場合も同じで、普段の練習で他の人と同じくらいの会の長さにするのが良いでしょう。

とは言っても、会の長さは4〜5秒が一般的ですので、普通に引いていれば大丈夫です。

会が短すぎると、会が不安定のまま離れてしまっていたり、早気などの射癖になっている可能性もありますので気を付けましょう。

一般の昇段審査の場合や射礼などの場合、特に四・五段以上になってくるとは8秒以上になったりもします。

しっかりとした深い会であることが必要となってくるため、会の時間もおのずと長くなります。

しっかりとした深い会をすることが、射品や射格の向上につながりますので、昇段審査など射を見せる機会の場ではしっかりとした会を行なうことが大切です。

ただ、これは普段から練習をしておく必要があります。練習の始まりや終わりの時に一手(矢を2本)など、このような審査や演武に向けた射を普段から練習しておくことが重要です。

弓道の会を安定させる

ただ会を持っているだけでは会は安定しません。

ただ会を持つだけでは身体が弓の力に負けてしまい、縮こまった会になってしまいます。

そうなると、的前で矢が失速して矢が的の下にいってしまいます。

そこで、伸び合いや詰め合いを行なっていく必要があるのです。

会は見た目、じっと持っているだけのように見えますが、実は狙いなどの微調整をしたり、伸び合い詰め合いで矢の引き込みの力を保ったり、矢の力の向きのバランスを整えたりして、やごろ(離れの発動の機会)につなげています。

普段の練習から、会で伸び合いや詰め合いを行なって、しっかりとした会をつくる練習をする必要があります。

そうすることで、会が安定することにつながっていきます。

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Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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