弓道の段位の期間

弓道の基本

弓道の段位の期間

弓道の段位に期間はありません。

段位を取得してしまえばその段位も変わることはありません。

弓道の段位

一般弓道において、的中率よりも段位が上の人の方が格が上になります。

学生となると部活の大会などで良い成績を残す方が学校にとって良いという流れもあって、良い成績を残した人の方が格上の存在になってくるのですが。

一般弓道になると、弓道は武道ということがあって、的中だけではない、射品・射格や調和性、指導力など人としてのスキルが重要視されてきます。

それが一般弓道で段位を重視することにつながっています。

学生の人など、とても上手で弓道の強豪校なのに昇段審査を受けずに段位を所持していない選手を見たりするのですが、もったいないなと思います。

せっかく3年間弓道に打ち込んでいるのなら、昇段審査にチャレンジするべきだと思います。

昇段審査を受けるとなると、体配をしっかりこなさなければいけません。

学生の部活動では大会会場への入退場の所作はわりと普通にあるのですが、体配はあまり身近ではないというのはあると思います。

一般弓道では、普段の練習から体配をわりと行なうことがあるため、馴染んでいて受け入れやすい、というのはあります。

昇段審査の実技として、一手(甲矢と乙矢)の的中と体配が審査されます。

10射くらい行射してその的中率を審査、という訳でもないので、やはり的中と同等かそれ以上に体配がしっかり審査されるというかたちです。

かといって、高段の受審において全く的中しないというのは、審査合格の対象からは遠くなりますので、何度も挑戦するかたちになります。

弓道をしていない人と会話していても弓道の話題になったときに、段位を聞かれたりすることがあります。

弓道は武道であるので、話題の中に段位というキーワードが出てくることがあります。

そのときに段位の話をすれば、なんとなく相手に持たれる印象が変わったりします。

例えば、就職活動のときに弓道をしている、と言うと段位を聞かれたりすることがわりとあります。

段位を持っていれば話が広がったりします。

弓道が就職に関係してくることは無いのですが、集中力や調和性がある、継続性がある、などといった好印象を持たれたりします。

就職ではなくても、初対面の人と弓道の話題になると、好印象を持たれるということはあります。

だから弓道をしている、という訳ではないというのはあるのですが。

また、一般の弓道場を利用する規定として、段位所持または~段以上所持、というのがあります。

各弓道場によって規定は異なりますが、逆に段位を所持していれば弓道場も自由(行事などで利用不可のときもある)に利用できますので、やはり段位を所持しておく方がいいというのはあります。

一般的に言われているのが、全日本弓道連盟の会員として、公認で四段以上がコーチとして弓道を教えることができる、五段以上が師範として弓道を教えることができるとなっています。

弓道は生涯スポーツでもあるので、現役引退とかが無く(正確には範士は競技から卒業となりますが)、指導しながらも競技に参加することが可能です。

これらのことをモチベーションとして、弓道の段位取得を目指していくのもいいと思います。

アーチェリーの段位

アーチェリーにも段位というものがあるのですが、弓道の段位とは大きく異なります。

アーチェリーではスターバッジという制度があります。

的中の精度と成績でバッジの色が変わってくるというもので、これがアーチェリーをする人のスキルを表わすものになります。

アーチェリーの段位も的中の精度と成績で決まってくるものではありますが、スターバッジの方が一般的ですので、段位は知らない人もいるくらいです。

アーチェリーは的中の精度と成績を追求する、合理的ですが、アスリートとしての面もあります。

まとめ

弓道の段位に期間はありません。

技術を磨いて競技に参加するのもいいですが、せっかく弓道に取り組んでいるのなら、段位取得を目指しましょう。

周りの人からの印象も多少変わりますし、一般弓道場の利用も可能になりますし、弓道指導者としての活躍も目指すことができます。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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