弓道の的中を上げるには

弓道上達法

弓道の的中を上げるには

弓道は的中が全てではないですけれど、弓矢を引いているのでやはり的に中たるのが本来の目的であるし中たる方が嬉しいですよね。

でも、ただなんとなく練習していれば中るようになるというわけではありません

どうしたらよく中たるようになるのか、まとめてみました。

弓道の的中を上げるには基本から

弓道の的中を上げるには基本である射法八節をしっかり行なう必要があります。

中たる射を高い再現性をもって繰り返すことになります。

基本が正しく身に付いていないと毎回違う射をすることになってしまい、狙いやタイミング重視の射になってしまいます。

正しい射法八節には的中するための要素が詰まっています。

基本がしっかり身に付いていると同じ射を繰り返す行為をするだけになりますので、圧倒的に有利になります。

そのために正しい練習を繰り返して基本を身に付けているのです。

弓道の的中を上げるには自分でも

弓を引いた時の射は師範の方や先生が講習会や普段の練習の時も見てくれて指導をしてもらえるでしょう。

でもそれに従っているだけでは充分とは言えません。

弓を引き込んだ感覚や力の向きや矢の向きなど微妙な調整は自分でしなければいけません。

ボールを相手に投げる時、自分で投げてみて、もっと下に投げてみようとか、力を乗せてみようとか自分で調整をしていきます。

周りの人は見た目で良し悪しを判断出来ますが、細かい点は自分で考えて検証していくしかありません。

先生に射を見てもらっている時でも、こう引くんだと修正されても、そのまま引くだけでは不十分です。

修正されてさらに自分で、この向きでこの力のかけ方でと、微調整をかけて完了するのです。

自分の技術に合わせて調整することも必要です。

例えば、手の内がしっかり出来ていれば矢は微妙にカーブして飛ぶので的の前側を狙いますが、手の内がまだ出来ていないのであれば的の中心あたりを狙わないと矢は中るように飛んではくれません。

弓の引き方をコロコロ変えてしまうのは安定しないので良くありませんが、何射かやってみて矢所を見て、狙いを変えてみるという微調整が必要な時もあります。

上達してくればまた矢所が変わってきたりするので、その時にまた調整をかけましょう。

弓道の的中を上げるには見取り稽古も

弓道の的中を上げるには見取り稽古も必要です。

ここで言う見取り稽古とは上手な人の射を見習うということです。

この人のような射をしたい、この人のようなきれいな離れをしたいなどということです。

なりたい射を繰り返し見てイメージが具体的に頭に浮かぶと人はそのように行動するように努力するので、見取り稽古はとても有効な方法になります。

素直に改善するスタンスも大切

改善しようという気持ちを持たないとずっと同じ射を繰り返すことになります。

実直に改善しようという気持ちを持つことで良い方向に修正されていって正しい射を身に付けることにつながります。

どうしてそのようにしなければいけないのかと思うこともあるでしょう。

その動作の意味を正しく理解することで改善もしやすくなります。

正しい射を繰り返し身に付ける

誰でもすぐにイメージ通りの射ができる訳ではありません。

イメージを再現しようと何度も繰り返し練習することで少しづつ身に付いていきます

中には癖のようになってしまってなかなか修正しにくいところもあるでしょう。

根気よく変えていこうと努力することで、段々と改善されていくことでしょう。

弓道の的中を上げるにはまとめ

弓道の的中を上げるには基本である射法八節を正しく行わなければいけません。

正しい射をするためには素直に射を直す気持ちを持って、見取り稽古でのイメージから改善していかなければいけません。

弓を引いた感覚や矢にかかる力の向きなどは自分にしか分からないので、自分の感覚で微調整をかける必要もあります。

このようにすることで、さらに的中するようになり、楽しんで弓道に取り組むことにつながることでしょう。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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