弓道の看的とは

弓道の基本

弓道の看的とは

弓道の看的とは、大会や射会で主に看的所で待機していて矢の的への中り外れを報告する人のことを言います。

弓道の競技で矢の中り外れを正確に伝える重要な役割になります。

弓道の看的とは~看的の仕事

弓道場によって違いはありますが、大体は共通しています。

1射場につき1~2人くらいで看的にあたります(3人立では1人ずつ・5人立では2人ずつなど)。

看的小屋の的中表示板で、行われている立ちの的中を表示します。

立ちが終わったら道場の記録係に的ごとの的中数を伝えて確認して、矢取りをします。

「(第一射場)大前2中です」など

回収した矢は矢拭きをして射手別に分けて戻り用の矢立てに戻します。

弓道の看的とは~看的の注意点

正しく中り外れを表示します。

別の的の的中を間違えて表示しないように注意します。

矢が横になってしまったら次の矢が当たって損傷する可能性があるので、いったん立ちの進行を止めて、その矢だけ回収します。

中り外れが分からない時は表示しないままにして、矢取り前に確認します。

的が倒れた時は立ちを中断して、的を直しに行きます。

矢が的枠に刺さったときは的ごと回収して、矢を傷めないように引き抜きます

矢を回転させながらゆっくり抜いていくと抜きやすいでしょう。

矢を戻す時も、似たような矢を持っている人がいるので間違えないように注意です。

弓道の看的とは~弓道の大会では

事前にどこの道場の人達が看的係をするという役割が決まっています。

競技中ではない手の空いた人で手分けをして看的を行ないます。

係の仕事を忘れないように、競技の自分の立ちの控えの時間を忘れないように注意です。

弓道の看的とは~所属道場の射会では

前の立ちで1番目(大前)だった人が次の立ちの看的をするなどとルールが決まっています。

その道場にもよりますが、早く立ちが終わった人が次の立ちの看的をする流れは変わらないでしょう。

弓道の看的とは~まとめ

看的は矢の中り外れを正しく伝える重要な役割を持っています。

的中を正しく伝えるとともに、安土の的や矢など異常がないか確認し、射会を安全に進める手助けをしています。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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