弓道の前離れとは

弓道の悩み

弓道の前離れとは

弓道の前離れとは、離れの時に身体より前側に妻手が離れてしまうことを言います。

離れでは妻手は的と反対方向にいくので矢は的に向かって飛びますが、前離れによって離れる時に矢の軌道がズレてしまうので矢は本来とは違うところに飛んでしまいます。

弓道の前離れとは〜原因は

的を狙いに行きすぎていると、離れが弓力に負けてしまい、その結果前離れになっていることが考えられます。

妻手の引きが甘く会で妻手が納まりきっていないのも原因で、取りかけでの妻手の捻り不足も原因になります。

また、離れで弦が顔や髪に当たるのを怖がってしまい妻手の本来の軌道から逃げて離れていることも原因になります。

弓道の前離れとは〜その対策

原因を見つけて、それに合わせて修正をしていきます。

前離れの場合、離れの瞬間がわかりにくいところもあるので状況を説明して誰かに離れを見てもらうのがいいでしょう。

また、自分の射の動画を撮影して、離れの瞬間を見てみるといいでしょう。

離れて真っ直ぐ妻手の拳が的と反対方向に移動するように練習をしましょう。

離れは大離れです。

小離れだと弓の力に負けて癖をつくってしまう可能性があります。

正しい残身の形をゴールにして、会の妻手の状態から離れで真っ直ぐに残身まで軌道を描くように練習します。

妻手の納まりが甘い時は、妻手の納まりを見てもらい修正をしましょう。

妻手の捻り不足の時は、会での妻手の状態や妻手肘の角度を見てもらい修正をしましょう。

妻手肘の角度は45度くらいになります。

会で妻手の甲が上を向く状態が良くて、甲が正面を向くようだと前離れになる可能性が大きいです。

弓道の前離れとは~まとめ

弓道の前離れには原因があります。

人に見てもらったり動画を撮って修正するなどして正しく対処していくことが大切です。

前離れは会での妻手の納まりが通常と違ったり離れでの妻手の軌道が違ったりすることで矢所が変わっていたり安定しないなどの結果を生んでいる可能性があります。

焦らずに状況を見て正しく修正していきましょう。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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