弓道の弓倒しの注意点

弓道の基本

弓道の弓倒しの注意点

弓道の弓倒しは直接的に射には影響はしませんが、弓道をする上でしっかりこなさなければいけません

弓道八節では残身(残心)で終わるので意識されにくいこともありますが、弓倒しも大切です。

弓倒しは特に体配ではきれいに行なうことが求められます。

昇段審査では弓倒しもしっかり出来ていないと評価されないでしょう。

弓道の弓倒しのやり方

◎残身の状態で両肘を残したまま前腕を倒していきます。

◎弓の末弭(うらはず)が直線を描いて床上10cmに来る状態にします。


◎両手は同時に腰に降ります。


◎物見を戻して前を向きます。


◎弓返りをしていなければ、いったん弓の末弭を床に付けて弓を返し、また床上10cmに戻します。


◎執弓の姿勢になります。

弓道の弓倒しの注意点の解説

両肘を残したまま両腕同時に前腕を倒します。

両肘を張ったような状態になります。

弓は末弭を残身での位置から床上10cmのところまで直線を描いて倒しますが、妻手も同じ左右対称になるように倒します。

両手は同時に腰に降りて、両肘を張った状態になります。

物見を静かに戻して前を向きますが、頭を真っ直ぐに保ちながら目づかいもそれに合わせて行ないます。

弓の末弭を床に付けて弓を返してまた床上10cmに戻しますが、弓返りが充分でなく半分くらいの状態の時も弓を返しておきます。

最後の矢を放った後であれば弓は返さなくても大丈夫です。

執弓の姿勢になり、次の動作を行ないます。

早すぎず遅すぎず、体配の流れの中で行ないます。

弓道の弓倒しの注意点のまとめ

弓道の弓倒しはしっかり行うことが大切です。

弓倒しは体配の一環として見られるでしょう。

体配をしっかり行なって、品格のある射を目指しましょう。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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