弓道の弦の号数と替弦

弓道の基本

弓道の弦の号数と替弦

弦の号数は弦の太さになります。

数字が大きくなると太くなります。

銘柄によって多少の違いはあるようです。

一般的な使用する弓に対しての弦の号数です。

0号:強さ12キロ以下の弓
1号:強さ12キロ以上の弓
2号:強さ17キロ以上の弓
3号:強さ19キロ以上の弓

弦は弓道具屋で普通に在庫または注文で手に入ります。

また、弦には化学繊維で作られた合ふ成弦、天然素材で作られた麻弦、合成弦と麻弦を混ぜた混合弦があります。

合成弦は弦切れしにくいので、グラスファイバーやカーボンのような丈夫で反動の強い弓に合っています。

麻弦は竹弓に合っています。

竹弓も天然素材ですので、合成弦のような丈夫な弦を使用すると、弓にかかる負担が大きくなってしまいます。

弦輪がかかる弓の末弭や本弭を痛めてしまう原因にもなります。

麻弦は適度に弦切れしますので弓にかかる負担が少ないです。

混合弦は麻と合成の中間の弦といったところですが、混合弦も弓への負担が少ないので、竹弓に使用しても大丈夫でしょう。

弓道の替弦

使用している弓ごとに替弦をいつも持っている方が良いです。

忘れた頃に弦が切れたりするものですが、替弦をいつも持っていれば、すぐに弦を張り替えて行射を再開することができます。

練習中であれば替弦がなくても、他の弓を借りたりして対処できますが、大会や昇段審査の時などは行射を中断して、その立ちを諦めることになってしまいます。

普段の練習の時から、替弦を用意しておいて、使用している弦と時々入れ替えて慣らしておくと、いつでも万全な状態でいられると思います。

弦輪をつくって弓に弦を張り、中仕掛けをつくって乾燥させた後、実際に矢をつがえて試し射ちをしておく必要があります。

中仕掛けが矢の筈の溝に合わなければ、太さを調整します。

試し射ちをして問題なければ替え弦の完成です。

弦の張り方

弓の末弭に弦輪をつけて末弭を弓張り板にあて、左手で弓の握り皮のあたりを押さえながら、弓の本弭を右手で持って弓をたわませて、本弭の上を左太ももに乗せます。

弓をたわませた状態で弦輪を末弭に引っ掛けます。

弦輪がずれたりした時は、もう一度弓をたわませたりして調整します。

おすすめの弦

弓道の弦は消耗品です。

いざという時に無くなったとならないように、2・3本持っておくのがいいと思います。

Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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