弓道が上達するポイント

弓道上達法

弓道か上達するポイント

弓道が上達するには、基本に忠実な行射を再現すべく、練習を繰り返さなければいけません。

弓道には射法八節があります。

この射法八節は歴代の沢山の弓人の修練から確立された、正しく弓を引いて中る、正しい射法になります。

従って、行射の過程でこの射法八節を正しく行うことが、上達への近道となります。

射法八節は、弓道で使われる和弓において、正しく引いて中る合理的な方法なのです。

単純に正しく弓を引き絞って、正しく矢を放てば中るのでは、と思われがちですが、足踏みからの諸動作が会や離れに影響してくるのです。

学生と社会人の違い

学生と社会人では弓道に取り組むスタンスが多少異なります。

学生の弓道は、大会において上位になることが学校側にとってプラスになるため、的中が求められる傾向にあります。

社会人の弓道は、実業団とか個人で連盟に所属とかややスタンスに違いはありますが、礼節も重要視される傾向にあります。

上達する練習量

学生であれば毎日30射以上が良いです。

大学の強豪校ともなると毎日100射以上とも聞きますが、的中重視の練習になり、射癖がついてしまう可能性もあるので、在学期間の間だけにしておくのが良いです。

社会人となるとどうしても本業が最優先になりますので、その合間の練習となり、オフの日に30射とかすると良いです。

自分で弓を引いてみて、このぐらい練習すれば腕が鈍らずに上達の方向に向かうかなという感覚が分かってくると思います。

ここで正しい引き方で練習するというのが重要になります。

師範の方に見ていただいたり、練習仲間に見てもらったり、鏡や動画に映して正しい射が出来ているかチェックしながら練習する必要があります。

そうすることで、射癖が出てしまうことを避け、正しい射が身に付いてくることになります。

これらのことは、僕の経験上、上達するにはこれくらい練習すると良いのではないかという目安にしていただければと思います。

現役の選手として闘うにはこのぐらいの練習が要るのではないかということです。

射癖がついても的中する

練習量が多い人は射癖がついてもよく的中したりします。

練習量が充分なため、矢を的中させる射が感覚的にも自分の身体に染み付いているからです。

矢を放つタイミングとか力のバランスを完全に覚えて、それを何度も再現出来ているのです。

学生とか、的中が特に重視される環境だと、このようになってしまいがちです。

確かに弓矢を使う競技は矢を放つタイミングとか力のバランスが的中には重要な要素ではあります。

正射をすることが上達する近道で、安定した射をずっと継続していける射法です。

また、社会人の一般弓道では正射であること、射品があることも重要視されます。

高段者になると射の品格が求められ、最高峰の全日本の大会でも、その要素が求められたりします。

正射で修練を繰り返すのが良いに越したことはありません。

練習が出来ない時

学生であれば弓よりもテスト期間中は勉強に集中しなければいけませんし、社会人であれば本業の仕事がとても忙しいあるいは子育てにも忙しくて弓道場に行く時間がつくれない、ということがあると思います。

勉強や本業など忙しい時はそちらに集中するべきです。

弓道が上達するにはたくさん練習することが必要と書きましたが、弓道の選手に適した年齢というのは、他のスポーツや武道に比べて長いです。

中学生ぐらいから90歳以上の高齢の方まで競技で活躍することが可能です。

弓道が上達するための練習に集中する期間は必要ですが、その練習でしっかりと基本が身に付いてしまえば、練習できない期間が長かったり、少ししか弓が引けないなんて状態があったりしても、再開して選手として活躍していくことが可能になります。

まとめ

弓道が上達するには、師範の教えの通りに正射を行うことです。

弓道教本にも正射の方法が諸動作ごとに書かれています。

僕は学生時代に弓道を始めました。

弓道部に師範がいませんでしたので、弓道教本を読んだり、先輩に見てもらったり、市の連盟の師範に教わりに行ったりしていました。

上達すると嬉しくて、もっと練習して上手くなりたいと思いました。

ぜひ、正射で練習を繰り返して上達していきましょう。

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Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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