弓道の大三の高さは

弓道の基本

弓道の大三の高さは

弓道の大三の高さはある程度決まっていますが、人によって解釈が違うところもあります。

しかし、大三で高さをしっかりとって次の引き分けへとつなげるのはみんな共通しているところでしょう。

弓道の大三の高さは一般的には

大三は妻手が頭より一拳分上にくるのが良いとされます。

両腕は身体に対して45度くらいの角度で、矢は水平を保ちます。

妻手の弽がちょうど頭の上にくる状態で、的方向に流れないようにしましょう。

妻手肘は張るようにして次の引き分けにつなげます。

弓道の大三が高すぎると

大三が高すぎると(打起しに近い高さになると)引き分けがしにくい状態になってしまいます。

手の内も決めづらいので高すぎる大三にならないようにしましょう。

大三では手の内は弓と直角になるようにして手の内を8割くらい決めてしまいます。

手首がそれに合わせて曲げるかたちになりますが、手首が曲がりすぎるほどの大三の高さだと無理が生じてしまいます。

弓道の大三が低すぎると

大三が低すぎる(矢尺の半分以上引いてしまう)方が正直引き分けは楽に感じます。

でも、見た目にも通常の大三の高さとは違うものにならないようにしっかり高さをとった大三にしましょう。

通常の長さを引いていても大三が低い時があります。

これは引き分けが小さくなってしまう可能性かあります。

会にいたった時に矢尺より引き込みが小さくなるかもしれないということです。

大三で高さをしっかりとって大きな引き分けにつなげましょう。

弓道の大三の高さは昇段審査では

昇段審査では大三はやや高めにとるのが良いでしょう。

見た目の印象になりますが、やや高めにとる方が印象としては良くうつります。

両腕と身体の角度は60度以上にすると良いでしょう。

大三をしっかり高くとっている=大きく引き分ける」射手というイメージを持たれるでしょう。

練習や射会などとは多少異なる射となってしまいますが、審査用の射をすると良いというのが正直なところです。

弓道の大三の高さまとめ

弓道の大三の高さをまとめました。

次のように気を付けるとしっかり大三をとれることでしょう。

妻手が頭より一拳分上にくる高さにして、高すぎたり低すぎたりしない。

弽が頭の上にくる位置にする。

妻手肘を張るようにして次の引き分けにつなげる。

◎昇段審査では大三をやや高くすると大きく引く印象がつく
Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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