弓道の冬の練習には寒さ対策を

弓道の基本

弓道の冬の練習は寒い射場で弓を引かなければいけないので工夫して練習する必要があります。

どうやって対策をして練習すればいいのか参考にしてもらえたら嬉しいです。

弓道の冬の練習には寒さ対策を

着用するもので対策を

見取り稽古をする時や矢取りをする時など弓矢を持っていない時は上着を着用して対策をします。

弽を付けたままの時は上着を羽織るなどして暖かくしましょう。

弓の行射中の場合は道着や袴の下にインナーを着用して防寒をします。

インナーの重ね着も可能ですが、モコモコになると動きくなって射が乱れるのでやめましょう。

しかし、大きな大会や審査の時などはインナーの着用を禁止していることが多いです。

これは規定で決められているので順守しましょう。

足裏の防寒に足袋カバーがあります。

足袋カバーは滑り止めが付いているためグリップ力が強く、一足で行なう足踏みがやりにくいです。

足裏を滑らせて行なう一足の足踏みには不向きです。

足裏にカイロを入れるのもやや不自然な気がします。

本番と違和感がないようにして練習するのがベストですが、練習と本番を別に考えるのも一つの方法です。

五本指ソックスや足袋ソックスなど靴下の上に足袋をはいて行うのが良いと思います。

心の鍛錬で対策を

武道では寒い時期に練習をする寒稽古が行われます。

寒さという厳しい環境下で正しく弓を引く練習することで精神力が鍛えられ、動じない心になることにつながります。

気合を丹田に収め、息合いや目づかいを正しく保ちながら練習を行ないます。

身体のケアで対策を

寒さで身体が硬くなっているので筋肉をほぐしてから練習するようにしましょう。

大きな引き分けがしにくかったり鋭い離れが出にくかったりするので、意識して練習すると良いでしょう。

寒さで集中力も乱れがちになるのでしっかり集中して会を持って狙いを定めましょう。

手足のかじかみやあかぎれ、しもやけなどの対策も大切です。

手先がかじかんでしまうと行射中の弓矢の保持が甘くなってしまうので、暖めたりほぐしたりすることが必要です。

ふで粉をよく使用する人は摩擦や乾燥による手荒れに気を付けましょう。

練習後はハンドクリーム等で保湿をしますが、練習前に行なうと滑って行射に支障をきたすこともあるので注意です。

あかぎれやひび割れには手汗等にも強い液体の絆創膏が良いでしょう。

弓道場の備品で対策を

弓道場にもよりますが、防風カーテンやファンヒーター、ホットカーペットなど用意されていれば使用しましょう。

シャッターを必要範囲だけ開けるとかありますが、安全対策をしっかりしなくてはいけません。

控え室にエアコンが設置されているところも多いので、射の合間など利用すると良いでしょう。

その際は道場使用後の片付けや消し忘れにくれぐれも注意しましょう。

また、安土が凍っていると矢がはね返ってきたり、矢を痛める原因にもなります。

逆に乾燥していると安土が崩れやすくなってしまいます。

安土の状態にも気を配って練習をしましょう。

弓具の手入れで対策を

弓の弦は乾燥によりほつれて切れやすくなることもあります。

弓把の高さ(弦と握りの間)を見直してみたり、くすねで弦のほつれを補強しておきましょう。

竹弓や竹矢は練習の前後に乾いた布で乾拭きしておきましょう。

弓道の冬の練習には寒さ対策を〜まとめ

弓の行射中はインナーなどで、行射以外の時は上着を着て寒さ対策をしましょう。

武道であり、心の鍛錬にもなりますが、身体のケアも大切です。

弓道場の備品があれば使用して寒さ対策をしましょう。

弓具は乾燥に気を付けて管理していきましょう。

冬の厳しい時期の練習は射の向上に活きますので頑張っていきましょう。

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Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーの経験もあります。

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