弓道の親指かけはどこで売ってる?販売店・通販を弓道高段者が解説

弓道具について

弓道の練習をしていて、

「弓手の親指が矢で擦れて痛い」
「親指の付け根の皮がむけてしまう」
「親指を保護する道具はどこで買えるの?」

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そんなときに使われるのが、一般に「親指かけ」「押手かけ(押手弽)」などと呼ばれる弓手親指の角見用の弽です。

弓道用の親指かけは弓具店の実店舗や弓具専門店のオンラインショップ、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで購入できます。

ただし、「親指かけ」という名前で探しても商品が見つからない場合があります。

店によって「押手かけ」「押手がけ」「指押し手」など名称が違うためです。

この記事では、弓道経験者の視点から、親指かけを購入できる場所や選び方、購入前に知っておきたいポイントをわかりやすく紹介します。

弓道の「親指かけ」とは?

まず確認しておきたいのが、「親指かけ」という言葉です。

一般的に弓道で「かけ」といえば、弦を取る妻手に装着する弽(ゆがけ)を指します。

三つがけ・四つがけなどが代表的です。

一方、「親指かけ」として探している方の多くが求めているのは、弓を持つ弓手の親指の角見を保護する小さな革製の道具です。

こちらは弓具店によって、

  • 親指掛け
  • 押手かけ
  • 押手がけ
  • 押手弽
  • 指押し手
  • 左手用親指掛け

などの名称で販売されています。

たとえば山武弓具店では「指押し手」として、左手の親指付け根を保護する鹿革製の商品を販売しています。アサヒ弓具でも「押し手弽 簡易」という名称で、左親指を保護する鹿革製の親指掛けが扱われています。

そのためネットで探す場合は、「弓道 親指かけ」だけでなく、「弓道 押手かけ」「弓道 指押し手」でも検索するのがおすすめです。

弓道の親指かけはどこで買える?

弓具専門店の実店舗

一番おすすめなのは、近くにある弓具専門店で購入する方法です。

親指かけは比較的シンプルな道具ですが、親指の太さや長さによって装着感が変わります。

実店舗なら、

「このサイズで大丈夫ですか?」
「親指のこの部分が擦れるのですが、どの商品が合いますか?」

と店員さんに相談できます。

特に弓道初心者の場合、自分の射に本当に押手かけが必要なのかを含めて相談できるのが大きなメリットです。

また、弽(ゆがけ)そのものを購入する場合は、親指や手全体のフィット感が射に影響します。

弓手の弽を探しているのであれば、可能な限り専門店で相談して実際に装着してから購入することをおすすめします。

山武弓具店

通販で探しやすい代表的な弓具店のひとつが山武弓具店です。

山武弓具店では、左手の親指付け根を保護する「指押し手」が販売されています。

2026年8月時点で確認できる商品は鹿革製で、サイズは小・中・大、カラーは茶・黒・白。価格は税込920円です。

比較的手頃な価格なので、

「まず押手かけを試してみたい」

という方にも選びやすいでしょう。

オンラインショップのほか、楽天市場にも出店しているため、普段利用している通販サイトから購入できるのも便利です。


翠山弓具店

弓具専門店の翠山弓具店(すいざんきゅうぐてん)でも押手かけを購入できます。

確認できた商品では、鹿革製の押手がけが税込1,100円。S・M・Lの3サイズが用意され、茶色・黒色から選択できます。弓手に装着し、離れの際に矢が擦れることから親指を守る商品として紹介されています。

サイズは、

S:約5.5cm
M:約6.0cm
L:約6.5cm

となっています。

サイズ選択がわかりやすいため、通販で親指かけを探している方には有力な選択肢でしょう。


アサヒ弓具

アサヒ弓具のオンラインストアにも、左手用の親指掛けがあります。

「押し手弽 簡易」は、左親指を保護するシンプルな鹿革製の親指掛けで、SS・S・M・Lのサイズが用意されています。確認時の価格は税込1,100円でした。

オンラインストアの弽カテゴリーには「左手用親指掛け」「左親指押手ガケ」「親指掛け」といった分類も確認できます。

サイズを細かく選びたい人はチェックしてみる価値があります。

ただし、アサヒ弓具はアーチェリー弓具販売の方がメインなので、弓道具に関しては品薄である可能性があります。

ネットショッピングで他店舗も色々探してみるのがおすすめです。

楽天市場・Yahoo!ショッピング

「弓具専門店のサイトに会員登録するのは面倒」という方なら、楽天市場やYahoo!ショッピングも便利です。

実際に翠山弓具店や山武弓具店の商品が販売されています。

検索するときは、

「弓道 押手かけ」
「弓道 押手がけ」
「弓道 指押し手」
「弓道 親指 保護 鹿革」

などと入力すると見つけやすくなります。

Amazonは正直、弓道具に関してはまだ出品されているとは言えない状態でしょう。

実際、弓具店の店舗に出向くとなると、すぐ近所に店舗があるわけじゃないと思いますし、大会など出先での移動店舗を探すとなると、その時期まで待たなくてはならなくなります。

しかも、弓具店だと押手かけの種類も在庫も限られている場合もありますので、ネットショッピングの方が種類を選べていいかもしれません。

親指かけはいくらくらい?

簡易的な親指用の押手かけなら、おおむね1,000円前後の商品があります。

販売店商品例確認時価格
山武弓具店指押し手920円
翠山弓具店押手がけ1,100円
アサヒ弓具押し手弽 簡易1,100円

となっています。

それほど高額な道具ではないため、弓手の角見周辺の擦れに悩んでいるなら試しやすいでしょう。

ただし、本格的な右手用の弽(ゆがけ)とはまったく別物です。

妻手に装着する三つがけ・四つがけなどは、数千円から数万円以上の商品まで幅があります。

高級なものでは手形や採寸に合わせて製作されるものもあります。

初心者が親指かけを選ぶポイント

サイズが合っているか

最も大切なのはサイズです。

大きすぎると射の途中でずれやすくなり、小さすぎると親指を締め付けてしまいます。

商品ページにS・M・Lなどのサイズが記載されている場合は、自分の親指の長さや太さを確認してから注文しましょう。

通販では判断しにくい場合もあるので、迷ったら弓具店に問い合わせるのがおすすめです。

また、各道場に備え付けで押手かけがあれば、それで練習して装着感をみた上で、自分用の押手かけを購入するのがベストでしょう。

鹿革製が一般的

現在販売されている押手かけを見ると、鹿革を使用したものが多くあります。山武弓具店、翠山弓具店、アサヒ弓具で確認できた商品も鹿革製です。

鹿革は比較的柔らかく、手になじみやすいため弓具では昔からよく使われています。

厚すぎないものを選ぶ

親指を守りたいからといって、単純に厚ければよいわけではありません。

押手かけを装着すると、弓や矢に対する指の感覚が多少変化します。

特に手の内を覚えている段階では、必要以上に厚いものを使うと感覚がつかみにくくなる場合があります。

最初はシンプルなタイプを選び、必要に応じて変更するとよいでしょう。

親指が痛いなら、まず射を確認しよう

ここは弓道家として特に伝えておきたいポイントです。

親指かけは便利ですが、痛みの原因そのものを直してくれる道具ではありません。

弓手の角見や虎口が頻繁に擦れたり傷ついたりする場合、手の内や矢の位置、取り懸けから離れまでの動作に原因が隠れている可能性があります。

全日本弓道連盟が紹介する基本的な手の内でも、弓を天紋筋に当て、虎口の皮を弓にあてがいながら親指を働かせる手順が示されています。

皮膚を守る目的で一時的に押手かけを使うことはありますが、

「押手かけを着ければ痛くないから、このままでいい」

とは考えないほうがよいでしょう。

特に初心者は自己判断だけで射を変えず、道場の先生や指導者に手の内を見てもらうことをおすすめします。

傷をかばいながら無理に矢数をかけるより、原因を確認するほうが結果として上達につながります。

ただ、傷が治るまで日数がかかってしまい、練習がままならなくなってしまうことを考えたら、押手かけをするだけで傷にひびかずに練習できるので重宝できるはずです。

特に学生の人など、矢数をかけられる環境にいる人などは、押手かけを付けて練習している人が多いくらいです。

しかし、社会人など一般の弓道となりますと、角見の傷は手の内に問題があるとみなされるので、押手かけは早めに外して練習する方向に進めていかなければならないでしょう。

高段者になっても押手かけを付けて練習している人は余程の事情がない限りは良しとされません。

100均やホームセンターで代用できる?

「親指を守るだけなら、指サックやテーピングでもいいのでは?」

と思うかもしれません。

応急処置として使える場合はありますが、弓道では手の感覚が非常に重要です。

ゴム製の指サックなどは摩擦が強くなったり、厚みによって手の内の感覚が変わったりする可能性があります。

逆に、摩擦が強いものはすぐ破けますし、矢に悪い影響が出て危険度が増すので、使わないでください

長く使用するのであれば、数百円〜1,000円程度から購入できる専用品があるため、弓道用として作られた鹿革製の押手かけを選ぶほうが強度があって傷にひびかないので絶対に良いでしょう。

メルカリなど中古品でも買える?

フリマサイトでも「弓道 押手かけ」と検索すると出品されていることがあります。実際にメルカリでも押手がけなどの出品が確認できます。

ただ、簡易的な押手かけは新品でも1,000円前後から購入できます。

革製品は使用者の指の形になじんで変形するため、価格差が小さいのであれば新品を選んだほうが無難でしょう。

特に初心者には、サイズや商品の状態が明確な弓具専門店からの購入をおすすめします。

「親指かけ」で見つからないときの検索方法

ネット通販で商品が見つからない場合は、名称を変えて検索してみましょう。

おすすめの検索キーワードは、

「弓道 押手かけ」
「弓道 押手がけ」
「弓道 指押し手」
「弓道 押手弽」
「弓道 左手 親指 保護」

です。

弓具店によって商品名が異なるため、「親指かけ」だけで探さないことがポイントです。

なお、妻手に装着して弦を取るかけを探している場合は、

「弽(ゆがけ)」「弓がけ」「三つがけ」「四つがけ」

で検索してください。

まとめ~弓道の親指かけは弓具店やネットで買うのがおすすめ

弓道用の親指かけは、山武弓具店・翠山弓具店・アサヒ弓具などの弓具専門店や、そのオンラインショップで購入できます。

楽天市場やYahoo!ショッピングでも弓具専門店が出店しているため、通販で購入することも可能です。

簡易型の押手かけなら1,000円前後の商品があり、親指やその付け根を矢の擦れから守りたい方には手軽な選択肢です。

ただし、大切なのは、

「なぜ親指が擦れているのか」

を考えること。

親指かけはあくまで保護具です。

同じ場所を何度も傷める場合は、押手かけだけで解決しようとせず、先生や指導者に手の内を確認してもらいましょう。

正しい手の内を身につけたうえで必要に応じて道具を使うことが、安全で気持ちのよい稽古につながります。


Takano

高校時代の弓道部から弓を始めました。
選抜県大会で16連中、団体3位に貢献。
明治神宮奉納全国弓道大会では3次予選で敗退。
弓道四段。現在も修練中。
母校の弓道部コーチ、市の連盟では初心者を指導。
アーチェリーで試合に出場した経験もあります。

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