弓道の胸弦とは
弓道の胸弦とは会の状態において弦が胸に軽くつく状態のことを言います。
実はこの胸弦は会で重要な役割を持っているんです。
弓道の胸弦の重要性
弓を持つ手の内、弦を引く妻手のゆがけ、頬付け、そして胸弦、この4点を使って会で弓を安定させます。
これを続けることによって安定した射が継続できるのです。
安定した射ができるということは狙いや力の使い方も安定し、再現性のある伸び合い詰め合いになり、きれいな射や的中率を上げることにもつながります。
たいていの場合、手の内で弓を握り、妻手のゆがけで弦を引き、矢を口割りの高さに合わせるのに頬付けをします。
しかしそれだけだと不充分で、胸弦をすることで充分な安定性の射を続けることが可能になるのです。
胸弦をするには射型も三重十文字がしっかりできている必要があります。
物見が胸よりも弓側に出っ張ったかたちになっていれば、頬付けはできますが胸弦はできない可能性があります。
弓も垂直に保って引いていないと会に入ったときにスムーズに胸弦にすすめられないので気を付けましょう。
また、弓道場では常に道着を着て弓を引くことをおすすめします。
ジャージやトレーナーなどで弓を引くと胸弦の感覚がちょっと違うことを覚えておきましょう。
ダボッとした感じの服で弓を引いて胸弦をすると、弦が服に引っかかる離れになって矢飛びが悪くなるので注意が必要です。
大会や審査ではいつも道着を着て弓引くので、普段の練習でも同じ感覚で弓を引くことは射を安定させることにつながります。
弓道の胸弦まとめ
弓道の胸弦とは会で弦が胸につく状態です。
会で胸弦をすることで射が安定して的中率が上がることにもつながります。
三重十文字を整えてしっかり胸弦をすることで良い射につなげていきましょう。
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