弓道の弦は矢飛びや弦音、引いたときの感触に関わるだけでなく、日々の稽古で使う消耗品でもあります。そのため、価格だけでなく耐久性や扱いやすさも考えて選びたいところです。
数ある合成弦のなかでも、学生から一般の弓道人まで幅広く使われている弦の一つが「吟(ぎん)」です。
吟は、鋭い矢飛びや耐久性、弦音などを意識して作られた合成弦で、実際の購入者からも高い評価を得ています。
この記事では、弓道弦「吟」の特徴や評判・口コミ、号数の選び方、さらに「吟 特作」との違いについて、弓道家の視点から分かりやすく解説します。
弓道弦「吟」とは?
「吟」は、反発力と耐久性、扱いやすさのバランスを考えて作られている合成弦です。
販売店の商品説明によると、独自の製法によって繊維を一体化させ、毛羽立ちを抑えながら丈夫に仕上げているのが特徴です。さらに弦輪は柔らかく作られており、弦輪の滑りを抑える工夫も施されています。
一般的なラインナップでは、
- 1号:13kg以下
- 2号:14~17kg程度
- 3号:18~20kg程度
が弓力の目安として案内されています。
並寸や二寸伸などが販売されているほか、販売店によっては四寸伸なども取り扱われています。
なお、素材については販売店によって「高弾性アラミド繊維」「ザイロン繊維」など表記に違いが見られます。そのため、購入時には各ショップの商品説明を確認しておくと安心です。
吟の特徴
矢飛びの良さを意識した弦
吟の特徴としてまず挙げられるのが、反発力です。
弦は離れの瞬間に弓の力を矢へ伝える重要な部分です。そのため、弦そのものの性質によって射手が感じる矢勢にも違いが出ます。
吟はメーカー・販売店の商品説明でも、反発力に優れ、鋭い矢飛びを目指した弦として紹介されています。
もちろん、実際の矢飛びは射法や弓力、矢の重量、弓との相性などにも左右されるため、「吟に替えれば必ず矢飛びが良くなる」というものではありません。
しかし、しっかりとした反発感のある合成弦を探している人にとっては、候補に入れやすい弦といえるでしょう。
弦音にこだわる人にも人気
吟を選ぶ人の口コミで比較的よく見かけるのが「弦音」に関する評価です。
吟の商品説明でも、弦音を意識した設計であることがうたわれています。特に「吟 特作」では、通常の吟より柔らかく仕上げることで、より弦音を意識した仕様になっています。
楽天市場のレビューでも、弦音の良さを評価している購入者が確認できます。
ただし、良い弦音は弦だけで決まるものではありません。
弓把の高さや弦の張り具合、中仕掛けの状態はもちろん、離れや残心に至る射そのものが大きく関係します。
弦音だけを求めて道具に頼るのではなく、正しい射を土台として、そのうえで弦との相性を探していくことが大切です。
弦輪を作りやすい
個人的に、初心者や学生にとって見逃せないポイントだと感じるのが、弦輪の扱いやすさです。
吟は弦輪を柔らかく仕上げており、結びやすさを考えた作りになっています。
実際の購入者レビューでも、「弦輪を作りやすい」「弦輪の作りやすさが気に入っている」といった趣旨の評価が複数確認できます。
弦輪が硬く扱いにくい弦では、初心者ほど弓に合わせた調整に苦労することがあります。
その意味でも、吟は比較的扱いやすい合成弦を探している人と相性が良いと考えられます。
吟の評判・口コミは?
吟の良い口コミ
楽天市場で販売されている通常の「吟」は、多数のレビュー、総合評価4.76という高い評価を得ている販売ページがあります。
口コミを見ると、
「普段から使っている」
「部活動で使用している」
「使いやすい」
「耐久性にも期待できそう」
といった趣旨の声が見られます。
また、別の販売店では「以前使っていた弦より使いやすかった」という評価も確認できます。
特に学生弓道では毎日のように矢数をかけることも多いため、扱いやすさと耐久性のバランスは重要です。
吟は突出して特殊な性格の弦というよりも、矢飛び・耐久性・扱いやすさをバランス良く求める人に選びやすい弦という印象です。
吟の良くない口コミや気になる点
吟については高評価の口コミが多い一方、購入前に理解しておきたい点もあります。
例えば、通常の吟では、購入者からカラーについて好みが分かれる趣旨の口コミもあります。
また、合成弦は「切れていないからずっと使える」というわけではありません。
販売店によっては、500~700射ほど使用すると弾性が弱くなり、矢勢が遅く感じられる場合があるため、切れる前でも交換を推奨しています。
使用頻度や射法、弓力などによって状態は変わるので、射数だけを絶対的な交換基準にする必要はありませんが、
- 毛羽立ちが増えてきた
- 弦が伸びやすくなった
- 弦輪が安定しなくなった
- 弦音や矢飛びが以前と変わってきた
といった変化が見られたら、交換を検討するとよいでしょう。
大会や審査の直前まで一本の弦を使い続けるのではなく、普段から予備弦を準備しておくことも大切です。
「吟」と「吟 特作」の違い
吟を探していると、「吟 特作」という弦も見つかります。
大きな違いは、特作のほうが通常の吟より柔らかく作られていることです。
販売店の商品説明でも「吟より柔らかめ」とされ、柔らかな引き心地や弦音を意識した仕様になっています。
「弦輪を作りやすい」という口コミも多く、楽天市場のある販売ページでは多数のレビュー、総合評価4.61。また別店舗の2本入り商品でも多数のレビューで4.94という評価が確認できます。
そのため、
通常の吟なら、しっかりとした反発感や耐久性とのバランスを重視する人。
吟 特作なら、より柔らかな扱いやすさや弦音を求める人。
という考え方で比較してみると分かりやすいでしょう。
最終的には射手との相性がありますので、可能であれば両方使って比較してみるのがおすすめです。
吟は初心者にもおすすめ?
吟は初心者でも十分使用できます。
特に、
弓道部に入り、自分用の弦を購入したい人
弦輪を作りやすい弦が欲しい人
耐久性を重視したい人
矢飛びや弦音も意識したい人
定番の合成弦から選びたい人
には検討しやすいでしょう。
実際に楽天市場の口コミでも、初心者が先輩から勧められて購入した例や、部活動用として繰り返し購入されている例があります。
ただし、初心者の場合は「人気の弦だから」という理由だけで購入せず、現在使っている弓の長さと弓力を必ず確認してください。
吟を購入するときは号数に注意
吟を購入するときに特に注意したいのが、サイズと号数です。
代表的な目安は、
1号:13kg以下
2号:14~17kg程度
3号:18~20kg程度
です。
さらに自分の弓が「並寸」「二寸伸」「四寸伸」など、どの長さなのかを確認する必要があります。
同じ「吟」という商品名でもサイズや号数が複数存在するため、ネット通販では注文確定前に必ず確認しましょう。
現在使用中の弦が分かる場合は、その弦のサイズ・号数を確認して同じものを選ぶ方法が安全です。
分からない場合は、指導者や経験者、弓具店に相談してから購入することをおすすめします。
弓具店へ行けない人には楽天市場が便利
弓道具は専門性が高いため、本来なら実店舗の弓具店で相談しながら選ぶのが理想です。
しかし、
「近所に弓具店がない」
「学校や仕事があって営業時間に行けない」
「弦一本を購入するために遠方まで出かけるのが大変」
という人も少なくありません。
そのような場合に便利なのが楽天市場などのネットショッピングです。
楽天市場には弓具専門店が出店しており、吟や吟 特作も購入できます。通常の吟や吟 特作が楽天市場の弓道用弦ランキング上位に掲載されていることも確認できます。
ショップによってはネコポスやメール便などに対応しているため、弦のような比較的小さな商品なら、自宅まで届けてもらえるのも大きなメリットです。
また楽天なら、
ショップごとの価格を比較できる
実際に購入した人の口コミを確認できる
楽天ポイントを利用できる
予備弦をまとめて購入できる
といったメリットもあります。
弦は突然切れる可能性がある消耗品です。
弓具店が近くにない人ほど、普段使っている吟を楽天で1~2本予備として準備しておくと安心でしょう。
まとめ~吟は扱いやすさと性能のバランスが魅力
弓道弦「吟」は、反発力や耐久性、弦音、弦輪の扱いやすさなどをバランス良く考えた合成弦です。
実際の購入者からも評価が高く、部活動で弓道をしている学生から一般の弓道人まで幅広く検討しやすい弦といえるでしょう。
特に、
矢飛びの良い合成弦を探している人
弦音にもこだわりたい人
弦輪を作りやすい弦が欲しい人
耐久性と価格のバランスを重視する人
には一度試してみる価値があります。
より柔らかな引き心地を求める場合には「吟 特作」も有力な選択肢です。
弦は射手との相性が出やすい道具ですので、最終的には実際に使用し、自分の弓や射に合っているか確かめてみてください。
そして近くに弓具店がない場合や、弓具店まで出向く時間が取れない場合には、楽天市場の弓具専門店を利用すると手軽に購入できます。
弦切れは突然やってきます。
普段から気に入っている弦を予備として一本用意しておくと、稽古や大会、審査の際にも安心です。

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